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四川省及び周辺観光ニュース
   

 
2019年生まれの7頭の成都パンダ基地の赤ちゃんのお披露目会を開催

国慶節の記念すべき国慶節に先立ち、成都パンダ基地では、今年生まれた7頭の赤ちゃんパンダのお披露目イベントが開催されました。ネットで人気を博している飼育員らに抱きかかえられながら、7頭の赤ちゃんパンダが運動場に一斉に登場しました。台に置かれた赤ちゃんパンダたちは、元気いっぱいに、あちこち動き回ります。飼育員らは、わんぱくでいたずら好きな赤ちゃんの様子に少し呆れた様子を見せながらも幸せそうな視線を送り、しきりに赤ちゃんに呼びかけていました。イベント会場は、賑やかで楽しい雰囲気に包まれていました。
今年、成都パンダ基地は2つの世界記録を打ち立てました。1つ目は、ジャイアントパンダの「ポー」(中国名:阿宝“アーバオ”)が飼育下における最重量のオスとメスの双子を出産したことです。出生直後の双子の体重は、2頭とも200gを超えていました。2つ目は、「成大」(チェンダー)が世界最小体重の赤ちゃんを出産したことです。「成浪」(チェンラン)と名付けられた赤ちゃんの当初の体重はわずか42.8g(生理的体重減少により、生後数日間の体重は37.9g)しかありませんでした。
現在、今年生まれの7頭の赤ちゃんパンダは全頭順調に成長し、最小体重で生まれてきた「成浪」の各指標も正常値を示しています。当初は双子の姉の4分の1にも満たなかった体重も、現在では5040gにまで増え、今では姉妹の体格に大きな差が見られないほどです。生後間もない頃、「成浪」はとても危険な状態にありました。「成浪」は、母親の「成大」の元で自力で母乳を飲むことができなかったため、飼育員が母親から搾取した母乳を哺乳瓶で与えました。予想外だったのは、「成浪」の食欲が非常に強かったことです。「成浪」の哺乳瓶の吸い口を吸う力が強すぎて、ミルクを飲み込むのが間に合わず、鼻からミルクが溢れてきてしまうほどでした。ミルクがもし肺に入ってしまうと命の危険があることから、専門家は直ちに一回り小さな吸い口を用意し、哺乳時の姿勢を随時調整しながら「成浪」が安全にミルクを飲めるように工夫しました。専門家の日夜を問わないケアにより、「成浪」はすくすくと成長していきました。生後8日目、母親の元で母乳を飲むよう試みましたが、「成浪」の口が小さいことから、母乳を飲むことはできませんでした。生後2週間が経った頃、「成浪」はようやく自力で「成大」の元で母乳を飲むことができるようになったのです。
今年の9月1日には、ドイツで暮らすジャイアントパンダの「夢夢」(モンモン)が双子を出産しました。「夢夢」の出産が示すものは、成都パンダ基地の世界一流の専門技術レベルだけではありません。最も注目すべき点は、現在、「夢夢」をはじめ、海外で暮らす繁殖適齢期を迎えたジャイアントパンダたちが、それぞれ出産に成功していることです。2019年9月16日までに、今年は6頭のジャイアントパンダが計9頭の赤ちゃんを出産し、その全頭がすくすくと成長しています(成都パンダ基地の7頭、ドイツのベルリン動物園の2頭を含む)。現在、成都パンダ基地保有のジャイアントパンダは204頭に達し、世界最大の飼育個体群を有しています。

2019/10/12

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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