ドイツ現地時間の12月9日、ドイツのベルリン動物園では、中国四川省成都からやって来たパンダが産んだドイツで初めてとなる双子パンダの生後100日祝賀イベントと命名式が行われました。この双子パンダの兄弟はそれぞれ「夢想(ムンシャン)」と「夢圓(ムンユエン)」と名付けられ、夢や願いが叶うという意味が込められています。現在「夢想」の体重は6.3キロ、「夢圓」は6.1キロまで増えており、健康状態も良好で、すでに歩き始めようとしているといいます。2020年初めには一般に公開される予定となっています。
今年3月下旬に雌パンダの「夢夢(ムンムン)」が発情期に入ったため、成都ジャイアントパンダ繁育研究基地は直ちに専門家2人をドイツに派遣し、ジャイアントパンダの繁殖活動の指導を実施。9月1日、「夢夢」は無事、双子のパンダを産み、中国とドイツのジャイアントパンダ国際協力史上初のパンダ誕生となりました。「夢想」と「夢圓」の誕生後、中国とドイツ双方の協力と努力の甲斐あり、双子パンダはすくすくと成長しています。
ジャイアントパンダの双子の命名式と生後100日のお祝いセレモニーが行われました。双子の兄弟は、「あらゆる願いや夢が実現するように」との願いが込められ、「夢想」(モンシャン)と「夢円」(モンユエン)と名付けられました。現在、「夢想」と「夢円」の体重はそれぞれ6.3sと6.1sに達しており、健康状態も良好で、まもなく歩けるようになります。
命名式には、中国駐ドイツ大使の呉懇氏、ベルリンのミラー市長、ベルリン動物園のケニー・リム園長、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下成都パンダ基地)の蘭景超副主任や各国のメディアの記者ら計100名余りが出席しました。出席した来賓らは、2頭の赤ちゃんに名前が授けられる貴重な瞬間に立ち会えたことを光栄に思うと口々に話していました。このセレモニーの開催により、中国とドイツ両国民の友好関係がさらに深まったことでしょう。
中国とドイツ国交樹立45周年にあたる2017年の6月24日、中国政府の手配により、成都パンダ基地の「夢夢」(モンモン)と「嬌慶」(ジャオチン)がドイツのベルリン動物園へ旅立ち、中国とドイツの共同繁殖研究プロジェクトが幕を開けました。中国の習近平国家主席は、「こうして再び、中国とドイツがジャイアントパンダの保護に向けて手を取り合うことは、非常に重要な意義があります。国の交わりは、民の親しさにあります。“夢夢”と“嬌慶”が両国の友好の新たな使者として両国間の距離を縮め、両国民の友好関係を後押ししてくれることでしょう」と強い期待を寄せていました。
2019年9月1日、「夢夢」は無事に双子の赤ちゃんを出産しました。中国とドイツのジャイアントパンダの共同繁殖研究プロジェクトの開始以来、ドイツにおける初のジャイアントパンダの赤ちゃんの誕生でした。中国とドイツの飼育員らの協力により、双子の「夢想」と「夢円」のミルクの摂取量、運動量、排便量などは全て正常値を示しており、健康に育っています。成都パンダ基地の飼育員によると、2頭とも活発ないたずらっ子ですが、兄の「夢想」は父親の「嬌慶」に似て男らしい性格で、弟の「夢円」は、母親の「夢夢」のように、やや物静かな性格ということです。「今から約1か月前、2頭の身体が今よりまだ一回り小さかったころ、母親の“夢夢”は、前肢で1頭を抱えて授乳し、もう片方の前肢を飼育員に差し出し、握手を求めてくることがありました。そうすることで、“夢夢”は安心して子育てができているようでした」と、飼育員らは目を細めながら「夢夢」の子育て中の様子を振り返っていました。
2019/12/03
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