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重慶市観光お勧め
   

 
大足石刻

重慶の西北西90kmの町・大足を中心に周辺の山々に点在する唐代末期の9世紀から宋代の13世紀にかけて造られた石刻仏像群で、40ヶ所に10万体があるといわれます。代表的なものは大足の北15kmにある「宝頂山(バオディンシャン)」と西北2kmの「北山(ベイシャン)」です。宝頂山石刻と北山石刻の2つに分かれています。前者は極彩色の石刻群、後者は小さな石窟群であるが、世界に広く知られています。唐末期から南宋にかけて造られた70余りの石刻は中国の晩期石窟文化の代表的なものです。大足石刻は649年に最初に切り開かれ、唐朝末期、五代、宋代に次々と作られ、明清代(14〜19世紀)まで、石刻の数は増加を続け、最終的には、巨大な巨大な規模になり、中国の石刻芸術の精華として、末期の中国石窟芸術の代表として、中国三大石窟である、「雲崗石窟」、「龍門石窟」、「莫高窟」と同じくらい有名です。大足石刻も芸術的価値や規模では中国三大石窟と比べても遜色がありません。大足は石刻の故郷として、域内に40を越える石刻があり、そのうち彫像は5万体余りに達します。その中で最も有名で、規模が最大のものは「宝頂山」と「北山」の二ヶ所です。この二つの山は全国の重要文化保護財に指定され、唐朝末期以降の石窟芸術の代表作です。

「北山」の石刻の彫像は万を数えます。ここの石刻は892年から250年かけて作られたということです。これらの彫像の特徴は、彫刻が細かく、まるで生きているように見えることでした。中でも観音像や文殊菩薩像は傑作といわれています。

「宝頂山」は12〜13世紀に造られ、寺院を中心に15ヶ所、1万体ほど、「北山」は9〜12世紀に造られ、石窟の形で1万体ほどの仏像があります。宝頂山石刻は中国が世界に誇る仏教遺跡の一つです。大仏湾と呼ばれる崖に、緻密に刻まれた仏の表情は皆すばらしいです。ここの石刻は南宋時代のものが多く、仏像以外にも当時の生活、風習を表したものもあります。また、これらには儒家の倫理思想が反映されています。宝頂山には31組の石刻が500メートルに渡って並んでいます。北山石刻は892年から250年余りの歳月をかけて刻まれました。約500メートルの長廊には日月観音や西方極楽世界など仏教をモチーフにした石刻が続く。宝頂山の石刻に比べて、繊細で壮巌な感じを受けます。「宝頂山」の石刻は中国の石窟芸術の中でもめずらしいもので、規則的に設計をした後、まず少しずつ彫り、モデルとし、それから更に拡大していったといわれています。 なかでも、農村の牧歌的な生活をリアルに刻んだ《牧牛道場》が最も精彩を放っています。

 

 


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