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外国人来華の登山ルールについて
   

外国人訪中登山団体管理規則
国際登山活動の発展と交流を促すため、特にこの規則を制定する。

一、外国人向けに開放する山峰
チベット チョモランマ峰及びその姉妹峰
チベット   シシャパンマ峰及びその姉妹峰
新疆   ムスターグ・アタ
新疆   コングール
新疆   コングールチュウビエ
新疆   ボゴダ
青海   アムネマチン
四川   ミニアコンカ

二、 申請手続
訪中登山団体は本国に駐在する中国公館あるいは本国政府に登録する登山組織を通じて、現地の登山協会に必要事項を書き込んだ「来華登山旅行申請書」を提出する。協会の許可の上で双方は会談を行い、議定書に署名調印し。入国後、登山許可証を発行する。
訪中登山団体は中華人民共和国国家体育運動委員会(国家体委)により定められた山とルートで登山活動を行うしかない。また議定書を定めた後、登攀の対象、ルート及び隊員の人数は、任意、無断に変更することができない。入国日時、登攀の時期及びルートを変更しようとすると、現地の登山協会の同意を取るべきである。
登山活動を正式に実施する前に、実地偵察もしくは登山ルートの途中の科学調査を行なおうとする時、事前に計画書を提出し、現地の登山協会の審査と同意の上で実施することができる。調査後、登山協会に回収した標本、ビデオ資料及び分析報告の写しを提供する。
同時期に別の登山団体が同じ山を登る場合、登山協会は別なルートを通して登攀することを許可する。
来華登山団体は中国登山協会が制定した「外国登山団体来華登山費用徴収規則」をもとに、登録費、服務員の手当て、食費、輸送交通費など支払う。

三、登山物資の出入国
外国人の登山団体は出発日の2ヶ月前まで、中国へ物資と設備を運ぶ必要がある。また、その物資と設備が中国に到着する一ヶ月前に、中国登山協会に物資と設備の種類、数量及び重量を記入された明細書を提出しなければならない。
出国審査の際に、来華登山団体は中国登山協会及び税関に物資と設備についての明細書を提出し、また、明細書には物資、装備の消耗量、売却あるいは贈呈、残った物資の種類と数量を明記しなければなりない。

四、中国登山服務員に関する規則
登山活動は登山協会が指定した登山連絡官と伴わなければならない。
連絡官の職責は:
(1) 外国人登山団体の登山活動を協力し、登山中の諸問題を解決すること
(2) 登山の関連規定の執行に対する監督
(3) 現地の登山協会に登山活動の状況を報告するこ
高山協力作業員の各標高の最大負荷重量(設備、食品を含む)は以下の通り:
(1)5001-6000m=20kg
(2) 6001-7000m=17Kg
(3) 7001-7500m=14Kg
  海抜5000km以下の低山運搬作業員の最大負荷重量(装備、食品を含む)は25kgとする。
  馬など家畜の最大荷駄運搬能力が違うので、山の地形及び海抜によって決める。
  事前に高山協力作業員、低山運搬作業員、及び各種の家畜の行程を合理的に措置する必要がある。
  外国人登山団体が8000kg以上の山峰に登攀する場合、中国登山服務員に常時救急酸素を提供するだけでなく、海抜7500mで中国高山協力員用の酸素の供給も保障するべきである。
  来華登山団体は連絡官、通訳、高山協力作業員及びほかの服務員に登山の装備を無料で提供する。
  来華登山団体は、医師または医療経験のある者と同伴しなければならない。中国登山服務員に対しては事前に身体検査を行い、

登山中に怪我や病をした場合、無償で医療救助を提供することが必要である。中国登山服務員が5000メートル以上に登攀しようとする場合、以下の生理指標に達しなければならない。
(1) 心電図に異常がないこと。
(2) 静止状態で収縮期血圧は140ミリ以下、拡張期血圧は100ミリ以下。
(3) 安静状態(離床前)の心率、毎分100回以下。
(4) 体温を正常に保つこと(37℃以下)。
(5) 厳しい高山反応が出ないこと(睡眠と飲食が正常で精神状態も良いこと)。

五、その他の規定
来華登山団体は本国に駐在する、関連事務の責任を担当する部門を設置しなければならない。中国では、中国登山協会と連絡する責任を負い、登山団体の登山活動に関する各項の事務を扱う責任者も不可欠。
  中国語または英語は登山協会と交渉する言語とされる。
  登山の途中もしくは山頂で本国の国旗を掲げようとする時、同サイズの中国国旗も揚げなければならない。峰内にいかなる記念物も置いてはならない。
  中国滞在期間、国外にニュースを発表し、あるいは記者会見する場合、事前にその内容を登山協会に通告しなければならない。

登山結果に関する報告は中国登山協会によって公表されるものとする。
  在中期間、中国政府の法律及び動植物資源に対する保護する関連規定を守る。
  入国前に、登山用のハンデイートーキーの形式、出力及び数量は中国登山協会に申告すべきである。
  現地の民族習慣と文化を尊重する。
  山岳地区の清潔を保たなければならない。ベースキャンプとルートで塵芥、廃物は必ず取り除き、または埋める。
  登山活動または科学調査に関するビデオ資料、写真の複写物と出版された書籍2部は無償で中国登山協会に複写物を提供するべきである。
  登山終了後、中国登山協会から登頂した登山隊及びその構成員に対し、登頂証明書を授与する。
  来中国登山団体が上述の規定に違反した場合、中国登山協会は状況により、罰金を科し、来華登山資格を取り消し、許可書を回収する。


四川省の地形は盆地に属し、周囲は高原、大山に囲まれ、落差が大きく、地質環境が特殊で、盆地、丘陵、高原、山地に分布している。海抜の高さに基づいて四川境内の5大高山を紹介する。
ミニャコンガ山
ゴンガ山貢?山は四川省康定境内に位置し、海抜は7566メートルに達し、大雪山の主峰、貢?の周囲には海抜6000メートル以上の峰が40余りあり、雄大な高山群に成る。貢?山はそのため「蜀山の王」の称号を持っている。
四姑娘山
四姑娘山は四川省アバ州境内に位置し、??山脈に属し、四姑娘山は四つの連なる峰から名づけられ、四川省でゴンガ山に次ぐ第二のピークである。四姑娘山の主峰は妹峰で、海抜は6250メートルに達し、その他の3つの海抜はそれぞれ5664メートル、5454メートル、5355メートルで、遠くから眺めて、4つの峰からなる高山群は、気勢がみなぎっている。
格?神山
格?神山は甘孜州境内に位置し、標高は6204メートルで、セルリ山脈に属し、グニエ山を中心に、周囲は峰、原始林、草原、湖、温泉、寺、から構成されており、景色は魅力的で、川西の奥底に位置しているため、その存在を知っている人は少ない。その美しさはその場に身を置いて感じなければならない。
雀儿山
雀儿山は四川省甘孜州境内に位置し、沙魯里山脈の北段に属し、主峰の標高は6168メートル、周辺の標高は5000メートル以上の雪峰は数十基あり、雄大な雪山群を構成し、スズメ山川蔵道路の?口の標高は5050メートルに達し、四川省で最も標高の高い道路の?口である。
仙乃日
仙乃日は稲城三神山の北峰で、海抜6032メートル、四川第5位の峰、南峰央邁勇5958メートル、東峰夏諾多吉5958メートル、3つの高山が有名な稲城三神山を構成し、頂上の積雪は年中解けず、中国で最も美しい十大峰の1つである。

通常、四川省での登山活動には登山許可証の申請と森林草地資源費が必要である。