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パンダの生活習性
   


パンダは、一日の半分は食事にかかるパンダの残りの時間は殆ど寝ています。野生パンダなら食事の間に2〜4時間ぐらい寝ます。横たわったり、俯せたり、伸びたり、うずくまったりするパンダの寝相も多いです。動物園でのパンダは一日二食を取っているから、残りの全ての時間に休んでいます。大きくて重い体を様々な姿勢をして寝るのが上手なパンダの寝相もとても可愛いです。特にパンダに好まれるのは木に足を蹴り、両手で目を遮る姿勢です。    
 
丸々太った体と独特な鈍きな歩き方がパンダの一番可愛い所だとされています。十分な食べ物があり、天敵のない環境に生きているからパンダはこのような鈍きな性格になったと思われるかもしれませんが、実はこれはパンダの食習慣によるものです。低カロリーの食物を食べているパンダは時には木に登って周りの様子を見たり、寝たりするのもありますが、エネルギーの消耗を減らすためになるべく体の動きを緩やかにして、エネルギーを保存しているのです。
 
人工飼育パンダでも、野生パンダでも、匂いで縄張りを標識するのがパンダの竹林での平和を保つ秘訣です。ほかのパンダに知らせるために、パンダは肛門周囲の腺体分泌物を柱や、木の切り株や、壁などに付けます。発情期以外の時期に、見知りのないパンダの匂いを嗅いたら避けることができるし、発情期に入ると、メスパンダは匂いで交配ができるメッセージを伝えオスパンダを惹きつけられるから、パンダはこのように匂いで避けたり集まったりするのです。パンダの標識のつけ方が何種類もありますが、尿液か、尿液と肛門周辺の分泌物の混合物で付けるのが普通です。印を付けているパンダは頭を振りながら口が半開しています。ほかのパンダの注意を喚起するために、また印のある所に樹木の皮を剥いたり、爪痕を残したりする行為も見られます。