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今、パンダの生存状態
   


20世紀七、八十年代、??山、岷山などのパンダ生息地では、パンダの食用竹は開花して枯れたから、1974年から1983年の間に、250頭のパンダが餓死してしまいました。開花した竹はパンダの食物をなくしたが、パンダの生命周期には必ず経験することの一つに過ぎないです。生物群集の立場から見て、多量な竹が開花し、枯死することはほかの植物の更新を促進する役目があるから、生物種と生物系統の多様性を保持するには必要な過程です。一種の竹が開花しても、またほかの食べられる竹があるから、竹の開花は元々パンダの生存には脅かすことにはならないはずです。しかし、現在パンダの生息地がごくわずかしかないし、分断化されているから、この「小島」での唯一の竹が一旦開花したら、パンダも食物に困る状況に迫られるのです。

パンダの分布地域と種の数量が日増しに縮減した主な原因はその生息地の大量な喪失と分断化(孤島のように分離されていること)です。生息地の喪失はまた人口の激増、農業の開墾による森と竹林の破壊、及び人間が行う道路工事、観光などと深い関係があるのです。成都パンダ基地のスタッフたちは、四川省林業局が行ったパンダの救援活動に積極的に参加し、重病のパンダを成都動物園に運んだと同時に、成都軍隊総合病院の専門家たちと一緒に被災地からのパンダを救助していました。1974年から1993年まで、疾病や、飢餓などで救助された野生パンダは63頭まであり、その75%は治癒され野生へリリースされました。しかし、救助された当時の病状と生息地の条件に限られ、その中の6頭は生息地へ戻れなくなり、成都パンダ基地で人工飼育されるようになりました。

パンダの生活している海抜2600〜3500メートルの竹林は終年空気が希薄で、雲と霧が漂っていて気温が20以下です。育児用の巣と隠れる場所が有無の他、パンダの分布と密度もまた竹、地形、水源などの要素に影響されています。現在、人間による妨害がパンダ分布の主因となっています。冬眠せず、寒さと湿気を怖がらず習性を持つパンダは-4?14度の低温でも平気に白雪に厚く被られる竹林を行き渡り、湿度80%の環境に慣れています。