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パンダの生まれ
   


パンダの妊娠期は83〜200日で、出産は大体八月です。隠れた木の穴か天然の洞穴かに生まれた赤ちゃんパンダは、慎重に用意された小枝と干草からママの愛が感じられるのでしょう。パンダの繁殖に特にユニークな点はその生まれた新生児の発育が不十分なところです。生まれた赤ちゃんパンダの平均体重は145gで、成年パンダのわずか千分の一で、最軽量のは51gで、最重量のも225gに過ぎないです。赤ちゃんパンダの面倒をみるのは少なくとも18ヵ月、長いのは2年間かかるのもあるから、メスパンダにはとても辛い仕事です。

生まれたパンダのピンク色の肌に、疎らな白髪があります。出産した最初の何週間に、ママパンダはいつも赤ちゃんを抱いたり温めたりして、少し移動しても赤ちゃんを口に銜えて、殆ど寸歩も離れない状態です。この点では、飼育パンダにせよ野生パンダにせよ同じです。もしママパンダが赤ちゃんを舐めていれば、それは赤ちゃんの排便を助けているかもしれません。赤ちゃんパンダにとって、鳴き声が母にメッセージを伝える重要な手段です。乳を飲んだり、排便したりしたい時や、寒暖などによる調子の悪い時など、赤ちゃんは異なる鳴き声でママの注意を喚起しています。1〜2週間してから、黒毛の所は段々色が濃くなり、一ヶ月以内、体に黒い耳、目元、足と肩の帯が出てきて、ますますママに似てきます。6〜8週間後の赤ちゃんは既に目が開けられ、歯も出てきたが、3ヶ月後はゆっくりうごめくようになります。赤ちゃんの生存を確保するために、野生パンダはもし双生児を産んだら、その弱い方を無視したり、拒絶したりをするのが普通ですが、人工飼育の場合では「ベビ・チェンジ」という技術のおかげで双生児の生存が確保できます。

生まれたばかりの赤ちゃんパンダは体重がわずか90g〜130g、体長は10cm〜15cmで、親の1000分の1の大きさです。 生後5,6ヶ月経った時点で子パンダは笹を食べ始め、生後8、9ヶ月で離乳し、生後約18ヶ月で、親離れをします。 雌は4〜5歳、雄は6〜8歳で生殖可能となります。