金口大峡谷の西は漢源県烏斯河から始まり、東は楽山市金口河まで、長さは26キロ、谷底の幅は一般的に70 ~ 200メートル、局部は50メートル未満、谷肩の最大幅は約8キロ、谷の深さは2600メートルに達した。大渡河金口河大峡谷は、2001年に国家国土資源部から国家地質公園に選ばれ、2005年10月には、「中国地理雑誌」から「中国で最も美しい十大峡谷」の1つに選ばれた。四川省の金口河、漢源、甘洛の3区県の境界に位置し、全長は26キロ、東西幅は14キロ、谷の深さは2600メートルに達し、谷の幅は200メートルで、米国コロラドグランドキャニオンに匹敵する。

大渡河峡谷の両側には千人の壁があり、峨眉山玄武岩の厚さは数千メートルに達する完璧な地質断面は、数億年来の地質進化の歴史を記録した。谷内には「老蒼溝」、「鉄道博物館」、「白熊溝」などの観光地もある。峡谷両岸の奇峰が突起し、険岩がそびえ立ち、さまざまな象形景観を構成し、人獣のように、生き生きとして、重なり合った山並みの上で、緑の木が木陰になって、滝が落ちて、きらびやかな風景を形成して、自然の趣が上品で非凡である。峡谷沿いには多くの小さな溝が派生し、その中で最も有名なのは一線天で、溝の両側の崖がくっついていて、頭を上げると天を見ることしかできない。峡谷の出口は河谷の最低海抜約580メートル、峡谷北岸の大瓦山の海抜3222メートルに位置し、その連続した完全な峡谷の長さと険しく壮麗な程度は世にも珍しい。両側の多くの枝溝は、さらに深く底が見えず、刀の隙間のように狭く、絶壁の深い谷の一線天のような奇観を呈している。川沿いには金-烏道路と成昆鉄道が並行しており、山の上には第二次世界大戦時に建設された楽西道路がスリルの中を旋回している。