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玉龍雪山

玉龍雪山は麗江古城の北約15kmに聳えています。南北約35km、東西約25km、区内面積960平方km、すべての山岳景観は4000m以上のエリアにあります。麓の氷河谷から山頂まで、亜熱帯、温帯、寒帯の各気候帯が標高に対応して垂直に分布し、万年雪、氷河、高山湖、原始林、草原などの自然景観が見られます。また、玉龍雪山は北半球では赤道に最も近い雪山として知られています。玉龍雪山はナシ族語で「ボスオル」と言い、白砂(麓の村落の名)の銀色に輝く山という意味です。大雪山は南北に連なる13の峰からなり、一年中真っ白な雪を湛えます。高原の青空に映えるその雄姿が、もっぱら空を往く銀の龍のようで「玉龍雪山」と名がついたそうです。また、山は主に石灰岩と玄武岩で構成され、黒い山肌と白い雪のコントラストから「黒白雪山」とも呼ばれています。主峰の扇子ドウは標高5596m、北半球で最も南に位置する高峰です。

玉龍雪山は「険しさ、珍しさ、美しさ、秀麗さ」で名を高く知られています。麓から頂上まで、亜熱帯、温帯、寒帯と移り変わる景観が次々に展開します。麓の甘海子は広々とした牧場で、春、夏になると、草原に竜胆蘭、ホトトギスが咲き乱れます。ここから眺めると、玉龍雪山の山峰がありありと目の前に浮かびます。標高3200m余りの雲杉坪は、ナシ族の聖地です。ここは静かな草原で、周りに古木が高く聳えて茂っており、しんと静まり返った環境です。玉龍十三峰の下には現在山岳氷河が19本あり、遠くを見ると一面の滝が扇子?のすぐ下に掛って、日光が照らすと銀色の光りが現れます。観光客はロープウェイに乗って4506mの高さに到着してから、山間の桟道に沿って間近に氷河と主峰の雄大な姿を満喫できます。

玉龍雪山は麗江ナシ族の心中の神山で、ナシ族の保護神「三朶大王」の化身が玉龍雪山で、麗江ナシ族の人々を代々守ると言い伝えられています。毎年旧暦2月8日、麗江の人々と他郷に住んでいるナシ族の人々は盛大な「三朶祭り」の行事を祝い、玉龍雪山と三朶大神に敬慕の念を伝えます。年に一度に「三朶祭り」が行われ、巡礼者が跡を絶ちません。聖地であるため玉龍雪山主峰は未踏峰で、法律で登頂は禁じられています。

 

 


 

 

 

 




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