パーミットとは
2008年年3月から、外国人がチベットを旅行するには中国のビザ以外にチベット入域許可証パーミット(Tibet Travel Permit/中国語名:入藏函/略称TTB)と外国人旅行証が必要です。入域パーミットはその名の通りチベットに入るために必要な許可証です。外国人旅行証は非開放地区が多いチベットを旅するにあたって非開放地区を見学するため先に許可を取っておく、ということです。チベット自治区には、外国人が自由に訪れることのできる「開放地区」と、公安局の許可がなければ訪れることのできない「非開放地区」があります。この非開放地区に行く場合は、ラサ市内の旅行会社を通して「外国人旅行証」という許可証を取得する必要があります。この入域許可証がなければ、ラサ(チベット自治区の首府)へ入る航空機やバス、列車のチケットを購入することができません。入域許可証はラサへ入る飛行機の発券やバス、列車のチケットの購入に必要です。
パーミットがなければチベットに足を踏み入れることは出来ません。パーミットの取得の際に、ホテルや移動手段、ガイドの名前、チベットへの入境手段、時間、旅行路線を事前に報告する必要があります。個人での申請は出来ず必ず旅行会社を通して申請することになります。また、以前は一旦チベットに入域してしまえばあとは自由に行動ということもできましたが、最近は厳しくなりそういったことも一切できなくなりました。パーミットのみの手配は出来ません。ビザ取得の要不要については、15日以内の滞在ならチベット入域にも中国観光ビザは不要です。しかし情勢によって事情が変わるかもしれないので注意が必要です。
パーミット申請について
@弊社にてお客様へ送信させて頂きました日程とお見積りに同意頂き、チベット旅行へのご参加をご決定頂く。
Aご決定頂いた後、入域許可証を取得するために下記の個人資料が必要です。 お客様のパスポートの名前ページ(はっきりと文字の読み取れるもの)と職業などの情報、メールにてご送信頂きます。
B弊社にて日程などと一緒に頂いたパスポート写真を添えてパーミットを申請いたします。近年パーミットの発行がご出発の直前になることもございます。しかし、例え発行が遅くなったとしても、お客様の分1つだけが遅くなっているのではなく、すべての方の分が遅くなっておりますのでご安心下さいませ。
Cパーミット取得後、成都駅で鉄道にご乗車、または成都空港で飛行機にてチベットに向かう場合は必ずパーミットのオリジナルが必要となります。成都などでガイドがいる場合はガイドに、ガイドがいない場合は日本または中国のご宿泊ホテルにパーミットのオリジナルを発送させて頂きます。
許可の注意事項
1、入域許可証には自治区インとアウトの期日が記載されており、この期日はお客様のスケジュールに基づいています。スケジュールは中国ビザが有効な期間中で組まないといけません。中国ビザなしでの入国の場合は中国入国から15
日以内、中国ビザがある場合はビザの有効期限まで滞在することができます。
2、中国の旧正月、労働節期間(5月1日頃)、国慶節(10月1日頃)の期間は休みになりますので、この連休直後にご旅行をご希望の際はお早めにお申し込みください。チベット旅行はご出発の2週間ほど前までにご決定頂けると幸いです。
3、ノーパーミットは違法行為であり、発覚すれば即時のチベット外への退去処分+罰金、最悪の場合、拘留や国外退去処分などの厳しい処分となるので、絶対にやめてください。
4、現在、チベットの未開放地区もあり、観光許可はだめです。外国人に対して由に訪問できる範囲は「対外開放地域」だけです。未開放地区であっても旅行エリアであれば、公安局発行の「外国人旅行証」さえ取得すれば訪問できます。「外国人旅行証」と前項で紹介した「パーミット(入域許可証/TTB)」は別物です。
5、チョモランマやネバールへはこの許可書だけでなく、辺境通行証も必要となります。詳細情報は出発前に旅行会社などで確認するようにしましょう。
チベットパッミト
1、チベット観光の一番いい時期は
チベットの観光シーズンは4月〜10月である。4月〜10月はチベットの一番美しい時期だけあって、この時の宿泊やショッピング、食事などの費用もいつもよりかなり高い。冬になると、観光客が急減するため、宿泊や食事などの費用も安くなる。シーズンかシーズンオフに行くかがご自由にお選びください。
2、外国人観光客の立ち入りは許可されているのか。また、華僑、香港マカオの同胞、台湾の同胞の場合は
チベット観光局によると、外国人観光客はチベットへ入るのに「入蔵函」が必要だそうだ。具体的には:
@参加人数は4人以上でなければいけない(外国の方3人と現地ガイド1人という形も可)
Aチベット最長滞在時間は14日間
B申し込むのに一定の時間(7〜10日前に申し込んだほうがよいでしょう)と手数料がかかる
C参加者は記者あるいは外交関係の仕事をする場合、チベットへ入ることができない。
D「入蔵函」を申し込むのに、具体的な日程表を出す必要がある。
それから、「入蔵函」を取得した後、チベット行きの航空券を買うことが可能になる。また、華僑、台湾の同胞は外国人観光客と同様に「入蔵函」を取得しなければならないのに対し、香港マカオの同胞は「入蔵函」の取得が要らない。
3、「入蔵函」を申し込むのにどんな手続きが必要なのか。
ラサや、ジカゼの東側などへ行く場合、中国人観光客は「入蔵函」を請求する必要がないのに対し、外国人観光客は「入蔵函」を取得しなければならない。また、ジカゼの西側、ネパール、インドなどの国と接する地域へ行く場合、中国人も外国人も「辺境証」を請求する必要がある。
4、「辺境証」が必要な地域
ジカゼ周辺:仲巴県、拉木県(樟木)、定日県、康県、県、巴県、定県、吉隆県
山南周辺:那県、隆子県、洛扎県、浪?子県
林芝周辺:米林県、朗県、察隅県、墨脱県
阿里周辺:普県、扎県、日土県
チベットの入域許可証(入蔵許可書)は御社を通して取得できますか?
外交パスポートご持参の方とジャーナリスト以外であれば、申請可能です。
弊社でラサへの航空券のみご購入いただく場合は、許可書の手配はできません。
最低条件として、ラサでの滞在期間全てにガイドを付けることと、空港までの往復送迎をお申し込みいただければ手配できます。
ご存知のとおり、チベットは特殊な地域ですので、基本的に外国人はガイドの同行が必要とされています。
弊社では、各種チベットツアーをご用意しております。
また、ガイド付きの自由行動というパターンも可能ですので、ご相談ください。
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