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那曲ナクチュ観光案内
   

 
 

チベット語で那曲(ナクチュ)は「黒い河」という意味です。那曲地区は西蔵自治区の北部に位置し、東に昌都、南に拉薩、林芝、シガツェ、西に阿里、北に新疆自治区、青海省と隣接し、青蔵高原の腹心地帯となっています。那曲地区の海抜は、平均4500メートル、面積は、42万平方キロで全チベットの1/3を占めています。自然資源が豊富で、400種の植物と500種の動物があります。那曲高寒草原は総面積は約40万uと広く、土地も良い草原は人々に「キョウ塘」と呼ばれています。地形は西高東低で中央部が平坦であり、平均海抜は4,500m以上の高地にあります。中西部には湖が点在し、そこを河が縦横に流れています。

毎年8月(蔵歴6月)に開催される競馬節は草原の盛大な催し物です。この時、遊牧民や行商人などが四方八方からここに集まり、非常に多くの観光客も集まってきます。観光客は雄大な草原の自然や風光を味わい、民族とその催し物の雰囲気や風情などを満喫することが出来ます。蔵北にある有名な寺の一つである孝登寺を参観することもできます。

夏から秋にかけては、広い草原は青い草と多彩な花に彩られ、青い空に白い雲が漂い、その青い空には鷹が自由に飛びまわり、真っ青な湖水はゆらゆらと光輝き、空と湖は青一色になります。草原には、国家一級の保護動物である野生のヤクやロバ、チベットカモシカやチベット雪豹、黒頸鶴などの珍しい動物がいます。青い空と白い雲、差し込める太陽の光、そして、青い湖と緑の草原、咲き誇る野生の花と野生の保護動物。この風景や景色は、自然の絵巻物のように調和がとれた美しい眺めです。

那曲地区は高原亜寒帯半乾燥季節風型気候であり、その気候の特徴は、気温が低く空気は薄く清んでいます。日照時間は長いですが、温度差が大きく寒暖の差が激しいです。毎年10月中旬から翌年5月中旬までは、積雪期でありと土は氷結します、この時、気候が乾燥し温度は低く、酸素が不足し強い砂嵐も多く発生します。しかも、このような天気が長時間続くのが特徴です。しかし、毎年7月〜9月は、気候が穏やかで、降雨量も多く、植物の生育が良く草原は緑一色となり、草原にとってのベストシーズンになります。

 

 

 

 

 

 

 

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