敦煌市の市街南方6kmにある鳴沙山は、もと神沙山。沙角山と言う。米粒ほどの沙が積もって出来たものであると言う。鳴沙山は黄金に輝き、緞子のように柔らかく、東西約40km、南北20km、高さ250m。峰は高低起伏し、刀で削りとり、切り立つた様に険しい遠くから眺望すると非常に壮観で見るものを圧倒する。
この砂漠地帯は昼夜の温度差が激しく、日中は砂が焼けて熱くて登ることができません。しかし、朝日や夕日を浴びて金色に輝く風景は、幻想的で美しく、我を忘れて見入ってしまいます。その中を観光用のラクダが列を作って行く姿は、まるで月の砂漠そのものです。鳴沙山は全て砂が堆積してでき、東西は40km、南北は50kmにもなります。砂山の最高峰は250mに達します。 莫高屈と並び敦煌観光の定番スポットですが、夏は日差しが強すぎるため、日中は避け夕方以降に行くことをお勧めします。
鳴沙山から月牙泉まで、ラクダに乗って砂漠を散策することもできるので、シルクロードならではの“月下の沙漠を歩く隊商”を体験ご覧いただくことができる。写真の月牙泉は、鳴沙山の谷間に湧き出た泉で、枯れたことがないオアシスと言われ、三日月(中国語で“月牙”)の形をしていることから名付けられた。『背中に乗せてる変な奴。俺と同類の臭いをプンプンさせる。』と思ったんだろう。 歩くと約20分で麓まで辿り着く。山頂に登るのは容易ではない、一歩進めば半歩退く、麓から山頂まで縄梯子状の設備が3箇所ある。この砂漠地帯は昼夜の温度差が激しい。砂檪が推積してできた砂山で、強風に舞う砂の音が管弦や太鼓のように響くと言う。遊覧客は沙山に登るのを好む、麓まで駱駝に乗るのが楽だ、ラクダの数、約百頭余り、往復一人30元。片道もあり観光客のため便宜を図ってくれるのが嬉しい。
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